メンタルを傷つけない接し方

高齢者のメンタルを傷つけないためには、目線を合わせることが大切です。
その理由は、高齢者は加齢により視野が狭くなっています。
そのため、話をしている人が視界に入らないと不安になってしまいます。
高齢者と話をするときには、できるだけ相手と目線を合わせるようにしましょう。

相手が椅子に座っていたり、車イスを利用している人と話すときには、体勢を低くして、下から見上げるようにします。
目線を合わせることにより、高齢者は誰が介護しているのかを理解するため、安心感が得られます。
高齢になると不安や緊張を感じやすくなります。
普段から安心させる接し方をするようにしましょう。

ですが、高齢者のなかには視線を合わせることを不快に感じる人もいます。
相手が嫌がったときには、無理に合わせようとはせず、相手が合わせてくれるようになるまで待ちましょう。

高齢者に話しかけるときには、ゆっくりと穏やかな口調を心がけるようにしましょう。
早口で話しかけると、高齢者には聞き取れず、その意味が理解できないこともあります。
理解できなかったことで、高齢者は落ち込み、メンタルが傷つく可能性もあります。

急いでいるときには、ついつい早口で話しかけてしまいがちです。
どれだけ急いでいるときでも、意識的にゆっくりと話すことを心がけましょう。

また、感情的に話すと、高齢者は萎縮してしまい、メンタルを深く傷つけてしまう可能性もあります。
どんな状況でも、感情的にならず、穏やかな口調を心がけるようにしましょう。